しかし、真隣の部屋ではエアコンがんがんで、扉一枚、隔てただけのダイニングは、暑かった。
汗だくになりながら、隣の涼しい部屋にいる同居人を呪った。
エコ精神で、昨日の朝、風が通る日、あまり暑くないならエアコンをつけなくてもいいのでは?と言っただけ。
そのせいで、隣の広してエアコン稼動の同居人。
あちらは涼しげ北海道、こちらは、汗だく赤道直下。
わたしも隣の北海道に行けば良いのだが、意地がある。
反エコの同居人の行動に、こころから腹が立つ。
神様は、またもや別のプレゼントをくれた。
仲良し夫婦ほど、どちらかが先に逝かれると辛いものはない。
その点、一人残された悲しみを今から半減させてくれるために、あまり悲しまなくてもよいように、下準備してくれている。
仲良しじゃないから、恨みをいっぱい抱えているから、先立たれても、悲しみは減少されることだろう。
結果的に、悲しみを軽減させるための、生きている間に、マイナス感情の蓄えをしているようなもの。
昨日、一日中、恨み続けた、マイナス・チャージで、まあまあ負のエネルギーは蓄積できたかも。
積年の怨念にまで発展しない、ミニ・ライト感覚・怨念。
エコ・チャージ。
そうやって、喜怒哀楽、愛憎劇は、感情の積み重ねや、その時、一瞬一瞬の、紙一重のバランスの上に立っているのだろう。
ただただ恨むだけでは、虚しく意味がない。
エコ精神で、恨みもチャージして、一人残された時の、差し引き、相殺の材料にしよう。
転んでもタダでは起きない主義。
これって、決して爽やかな提案でもなんでもないので、皆さんはマネしないようにしてください蘇家興。